一般社団法人産業環境管理協会・機関誌「環境管理」2021年4月号に掲載
http://www.e-jemai.jp/purchase/back_number/2021/04/
2021年4月号 「次世代エネルギーシステムを支える蓄電技術 最新動向/特集2:令和3年度環境政策」の特集号の中に3月22日に開催されました「Mg-Day in KUMEJIMAⅡ」の概要を含めて掲載されています。
※詳細掲載内容については、当冊子をご購入いただくか、事務局にお問い合わせください。
「循環社会のアウトプットとしての電池と展開について」
熊谷 枝折(一般社団法人 マグネシウム循環社会推進協議会 代表理事/東北大学産学連携先端材料研究開発センター
(以下、サマリーとして掲載。)
地球に暮らす人類が直面する最大の課題は、持続可能な方法でエネルギーを生産し、社会を維持するために消費するということである。その方法として、マグネシウムを新たなエネルギー・キャリアとして利用することを提案する。
そのためには、マグネシウムの広範な利用技術と電池への展開の筋道をつける必要がある。さらに、材料循環ができるようにするために自然エネルギーや余剰エネルギーを巧妙に使うことが必要となる。マグネシウムをはじめ、真に循環できる材料をエネルギー・キャリアとし、持続可能なエネルギー循環システムとして構築することによって、日本国内はもとより世界のどこでも公平に使うことができる技術として啓蒙活動を推進し、将来にわたって地球環境の維持保全に貢献できる。
2030 年頃から、リチウム電池に代わり金属空気電池が有望とみられている。金属空気電池としてマグネシウム空気電池があり、資源の豊富さと少ないエネルギーでリサイクルが可能なことから、エネルギー・キャリアとして、さらに環境配慮型の革新的な二次電池として、循環社会の中で最も有望な電池である。
グリーンな展開の中、健全なMg循環社会の構築と推進、実現に少しでも役立てばと考えます。
また、今後、我々の活動にについて、各部会長他の外部発信、皆様のご意見等、ホームページ掲載について推進し、我々の活動を引き続き外部発信したく、「農業、漁業、そして近代産業」をテーマに、健全なるMg循環社会の構築と推進、実現に向けて、皆様の切磋琢磨をよろしくお願い致します。